よく耳にする「ブラックリスト」とは何でしょうか?

2019年11月11日(月曜日)

一般に言われている「ブラックリスト」とは、金融機関の間で使用されている信用情報の「事故情報」ことで、返済ができなくなったり、返済を長期にわたって延滞したり、司法書士や弁護士に依頼して債務整理を行った経験のある人の名前や生年月日等の情報が記録されている顧客データのことをいいます。

「融資不適格情報」と言い換えるとわかりやすいかもしれません。この情報は金融機関の間だけでやりとりされるものですので、「ブラックリスト」に記録されたからといって、サラリーマンの方が現在就業中の仕事に悪影響が出たり、家族に迷惑がかかったりすることは、それほどありません。

ただし、この「ブラックリスト」に情報が記録されている間は、金融機関に「お金を貸すべきではない人」と判断され、融資が受けにくくなります。したがって、これから住宅ローンや自動車ローンを組む予定のある方や、銀行等の融資を必要とする自営業者の方は注意が必要です。また、クレジット・カードの新規契約を断られたり、利用可能金額を制限されたりすることもありえます。

なお、このような「ブラックリスト(事故情報)」は、情報が登録された日や原因事実の発生の日から、一定期間は保存されています。